かっぱの恩返し
むかしむかし、六衛門という村人がいました。
ある日、この六衛門の家に一人のお侍が訪ねてきました。
「ごめんください」
六衛門は、丁寧にお侍を迎え入れ、一番広くて上等な奥の部屋へ通しました。
ところがそのお侍、なんだか様子がおかしいのです。
お侍に近づくと、鼻が曲がるような生臭い臭いがするのでした。
お侍は、奥座敷に座ると用件を言い出しました。
「わしは河原権左衛門と申す。長い間、この近くの河原に住んでおる。実はこの間の大雨で光るものが流れてきて川の上に引っ掛かっているのだ。その、光っているものをあなた方で取り除いて欲しい」
これを聞いた六衛門は
(ははあ、こいつはきっと カッパ だな)
と、思いましたが、そんなことは口に出さずに
「村の衆に相談してきます。」
そういうと、外へ出て行きました。
六衛門は村の人たちを集め、家にいるカッパのことを話しました。
その話を聞いた村の人たちは、棒や縄を持って六衛門の家にやって来ました。
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